1914

杉田與三郎、コルバーン製法との出会い

杉田與三郎
杉田與三郎
Irving W. Colburn
Irving W. Colburn

当社発起人である 杉田與三郎は、1885年(明治18年)に大阪市で薪炭商を営む家に生まれた。杉田の家は、住友別子鉱業所に木炭を納入し、住友家と密接な関係にあった。杉田は1909年米国シカゴ大学を卒業し、1912年大阪の島商店(現・島貿易)に入社した。1914年杉田は、ビール用ガラス瓶の製壜機械の導入交渉で、オハイオ州トレド市を訪れていた。交渉相手である製壜企業の子会社のトレド・グラス・カンパニー(トレド社)をたまたま見学したとき、トレド社ではちょうどコルバーン式板ガラス製法の工業化の開発を進めていた。それを見た杉田は、板ガラス事業へ深い関心と興味を抱いて帰国した。