1925

初めての配当

1923年の大震災による好況はそう長くは続かなかった。輸入品が大量に出回ることが予想され、市場ではガラス製品の値下げが行われていた。一方で当社は、経営の合理化が着々と成果をあげ、財務状況の健全化が進み、1925年下期には、創立後初めて年5分の配当を行った。配当開始を記念するとともに、再建への努力に報いるため、全従業員に総額2万3,000円の慰労金を支給した。