1964

千葉工場の開設

建設中の千葉工場
建設中の千葉工場
渡邊社長揮毫
渡邊社長揮毫

日本は昭和30年代に高度経済成長期を迎え、板ガラスの需要も経済成長率と歩調を合わせるように伸張していった。当時、国内需要の40%は関東圏で占められ、西日本に生産拠点を持つ当社は多くの点で不利であったため、関東圏への進出が長年の懸案であった。そこで当社は1962年3月に第4工場の進出先を千葉県姉ヶ崎地区に決定し、翌年10月から建設工事に取りかかった。第4工場は千葉工場として1964年7月に発足し、8月には操業を開始した。当時の渡邊逸郎社長は出来上がった板ガラスを手にし、その喜びを筆に託して「関東進出宿願達成」と揮毫した。