1968

画期的な光伝送体“セルフォック®”の発表

光ケーブルによるテレビ電話伝送実験

1968年11月 当社は日本電気株式会社と共同開発した画期的なガラスの光伝導体”セルフォック®(SELFOC®)”の開発成功を発表した。セルフォック®は、光の屈折率が中心部から周辺部へいくにつれて規則正しく低くなる細い棒状、または繊維状のガラスで、光通信や微小レンズに最適な素材であった。当社は1965年から研究を開始し、この夢のような物質の開発に成功したのであった。セルフォック®は光通信や内視鏡、プリンター用レンズをはじめ、幅広い分野で応用され製品の高度化を実現していった。セルフォック®は1972年に科学技術庁から“注目発明”に選ばれたほか、数々の表彰・受賞に輝いている。