1972

“ガラスフレーク®”の発売開始

ガラスフレーク®
ガラスフレーク®
フォース鉄道橋
フォース鉄道橋

“ガラスフレーク®”は、1963年より尼崎の研究所で独自技術の開発を始めた。1969年9月には、その商業生産技術を日本硝子繊維株式会社(現:高機能ガラス事業部門)に移管した。当初はCガラス組成(含アルカリガラス)のガラスフレーク®を開発し、1972年から販売を開始した。このガラスフレーク®の製法は、熔融ガラスを風船のようにふくらませ、これを薄いまま粉砕し、鱗片状にするユニークなもので、耐酸性、耐食性の特徴を活かして耐食ライニング用途で使用された。さらに、1984年にはEガラス組成(無アルカリガラス)フレークの商業化にも成功。熱可塑性樹脂の寸法安定性、反り防止の機能を持ち、世界的な商品としてCガラスフレークとともにNo.1のシェアを誇っている。Cガラスフレークは2011年英国の世界遺産 フォース鉄道橋の塗装工事にも採用されている。