1994

日米包括経済協議(板ガラス分野)合意

日米包括経済協議の始まりを伝える新聞記事 1994年8月31日朝日新聞紙面より

1980年代になると日米間の貿易不均衡が拡大し、1985年のプラザ合意後も米国の対日貿易赤字は解消されず政治問題化していた。1990年 米国は板ガラスを輸出促進品目に加え、日本市場の閉鎖性や貿易不均衡の是正を求めてきた。公正取引委員会は1993年の調査で「板ガラスの取引において不公正はない」と結果を発表した。当社は日本市場の開放性や公正な取引実態を主張するとともに、自主的な対応として取引慣行の改善を図った。1994年12月 板ガラス分野における日米包括経済協議は合意されたが、その後も米国からの市場開放要請が続いた。